AIを正しく使うために抑えておきたいポイント 

AIコラム

SHIFTではAIの徹底活用を掲げ、社内でさまざまな取り組みを行っています!   
AIの技術が急速に進化するなか、さまざまな分野での活用が進んでいます。しかし、その利用にあたっては注意が必要です。 
今回はAIを正しく使うために抑えておきたいポイントをご紹介します! 

AIを正しく使うために抑えておきたいポイント 

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データの質と量を重視する  

生成AIの性能は、学習に使用されるデータの質と量に大きく依存します。信頼性の高いデータを使用することで、より正確で有用な結果を得ることができます。データの選定や前処理を怠らず、適切な情報を提供することが重要です。 

バイアスに注意する 

生成AIは、学習データに基づいて結果を生成します。そのため、データに含まれるバイアス(偏見)が結果にも反映される可能性があります。特に、性別、人種、年齢などに関する偏見が含まれている場合、生成されるコンテンツにも影響をおよぼすことがあります。そういったバイアスが生じることを意識し、必要に応じてデータを見直すことが求められます。 

結果の検証とフィードバック 

生成AIが出力した結果は、必ずしも正確であるとは限りません。正確ではない情報が出力される現象は「ハルシネーション」 と呼ばれており、特にビジネスや医療などの重要な分野では、AIの出力を人間が検証し、必要に応じて修正することが不可欠です。また、フィードバックを通じてAIの性能を向上させることも重要です。 

プライバシーとセキュリティの確保 

AIを使用する際には、個人情報や機密情報の取り扱いに注意が必要です。データの収集や利用に関しては、プライバシー保護の観点から適切な対策を講じることが求められます。特に、GDPRなどの法規制に従うことが重要です。 

※GDPR(General Data Protection Regulation):欧州連合(EU)における個人データの保護に関する法律です。2018年5月25日に施行され、EU内での個人データの収集、処理、保存、利用に関するルールを定めています。 

⑤倫理的な利用を心がける 

AIの利用にあたっては、倫理的な観点からの配慮が必要です。特に、偽情報の生成や悪用を防ぐために、AIの出力をどのように使用するかを慎重に考えることが求められます。透明性を持って利用し、社会に対する影響を考慮することが重要です。 


AIは、正しく活用すれば業務の効率化や新たな価値創造に寄与する強力なツールです。しかし、その利用には注意が必要であり、上記のポイントを意識することで、より効果的かつ安全にAIを活用することができます。 

今後も生成AIの進化が期待されるなかで、正しい使い方を学び、活用していくことが求められています。 

著:泉彩加 

 



著者:皆川 依璃
   (みなえり)


株式会社SHIFT「ヒンシツ大学」クオリティ エヴァンジェリスト

主にローコード・ノーコードの分野にてシステムエンジニアとして6年間従事。RPAやMicrosoft Power Platformの開発実績だけでなく研修講師としてサービスの立ち上げから実施、運営まで担当。大手、中小問わず多数の研修をこなす。プロジェクトリーダー経験を活かし、講師の育成や体制・プロジェクト管理など幅広く携わる。また、大手人材会社の新人教育も担当。「初心者に寄り添うわかりやすい研修」がモットー。
車で日本一周する行動力と空手で培った忍耐力、芸術活動で身につけた表現力を武器に社内外問わず積極的に活動している。

2025年、株式会社SHIFTに入社。研修講師の他、ヒンシツ大学の広報活動にも積極的に従事中。