AIコラム
2025年10月24日、東京のベルサール汐留にて開催された「IF Con Tokyo 2025」に参加しました!このイベントは、AIの力を活用して未来を築くことをテーマにした試みであり、ビジネスリーダー、ビルダー、クリエイターが集まり、対話と協働を通じて新たなアイデアを生み出す場となりました。
今回はイベントの概要と、実際に参加してみた所見をお届けいたします!
会場入り口に設置されたパネルは参加者が自由にメッセージを記載!
開催概要
日時:2025年10月24日(金曜日)10:00-18:00
場所:ベルサール汐留
参加費:無料
参加者数:約120名
参加目的
AIの最新トレンドや実装事例を学ぶ
業界の専門家とのネットワーキング
Dify協会の設立に関する情報収集
会場の雰囲気
会場に足を踏み入れると、活気に満ちた雰囲気が広がっていました。参加者同士の交流が盛んで、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まっている様子が印象的でした。特に、Dify協会の設立イベントでは、多くの人が関心を寄せており、熱心に話を聞いている姿が見受けられました。
注目のセッション
1.Dify協会の始動
日本向けのスタンダードと認証、学びと事例共有のハブとしての役割が紹介されました。入会案内やそのメリットについても説明があり、参加者の関心を集めました。
2.AI実装から成果へ
多様なパネリストによるセッションでは、AIの実装に関する具体的な課題と解決策が提示され、実践的な知識が共有されました。特に、成功事例の紹介が多く、参加者は自社でのAI活用に向けた具体的なヒントを得ることができました。
3.ネットワーキングの機会
テーマ別のQ&Aセッションやネットワーキングの時間が設けられ、参加者同士の直接対話が促進されました。これにより、パートナーシップや次段階の展開に向けた新たな機会が創出されました。

Difyグッズのお土産も盛りだくさん!
感想
特に印象的だったのは、AIの導入における「プッシュモデル」から「プルモデル」への移行に関する議論です。これは、トヨタ生産方式に着想を得たアプローチであり、今後のAI活用における重要な視点を示唆していました。また、AIの民主化が進む中で、日本企業向けの独自機能や市民開発者の育成が必要であるとの指摘は、実際のビジネスにおいても非常に参考になるものでした。このあたりのお話はヒンシツ大学で提供している生成AI入門編講座でも紹介させていただいています。
さらに、生成AIの価値創造についての話も興味深く、人とAIが共創していく社会の実現に向けた取り組みが強調されました。
個人的には教育分野におけるAI活用の展望も印象的でした。教育現場の課題を解決するための具体的な事例が紹介され、AIが子どもたちの学びや先生たちの働く環境を支える可能性を感じました。特に、通知表の所見生成や探求学習の充実に向けた取り組みは、教育の質を向上させるための重要なステップだと感じました。
企業の取り組みとしては、既存業務の洗い出しからはじめるアプローチが紹介され、敷居を低くしてAIを触ってもらうことの重要性が強調されました。Difyの利用状況を可視化することで、運用から見えた課題を解決する姿勢が必要になります。

林せんせいと一緒に参加しました!
今後の展望
「IF Con Tokyo 2025」に参加し、AIの可能性を探る多くの知見を得ることができました。特に、Dify協会の設立により、今後のAI活用に向けた基盤が整うことに期待が高まります。私自身、今回のイベントで得た知識を活かし、今後のキャリアやプロジェクトにおいて具体的な目標を設定し、行動を起こすことが重要だと感じました。
AIの理解を深め、これからの社会に貢献できる人材として成長を目指していきたいと思います。
以上、「IF Con Tokyo 2025」のレポートをお届けしました。次回のイベントにもぜひ参加し、さらなる知見を得ていきたいと思います!

著者:皆川 依璃
(みなえり)
株式会社SHIFT「ヒンシツ大学」クオリティ エヴァンジェリスト
主にローコード・ノーコードの分野にてシステムエンジニアとして6年間従事。RPAやMicrosoft Power Platformの開発実績だけでなく研修講師としてサービスの立ち上げから実施、運営まで担当。大手、中小問わず多数の研修をこなす。プロジェクトリーダー経験を活かし、講師の育成や体制・プロジェクト管理など幅広く携わる。また、大手人材会社の新人教育も担当。「初心者に寄り添うわかりやすい研修」がモットー。
車で日本一周する行動力と空手で培った忍耐力、芸術活動で身につけた表現力を武器に社内外問わず積極的に活動している。
2025年、株式会社SHIFTに入社。研修講師の他、ヒンシツ大学の広報活動にも積極的に従事中。